腸内環境を整える事で長生きにも繋がる?
札幌市手稲区にあります、なごみ整骨院です。 今回は腸の健康を保つには?と日本人の長生きの秘密は腸内細菌にあるの?についてお話し致します。
腸の健康を保つには発酵食品と食物繊維が大切です。 腸内の善玉菌を優勢にする食生活のコツは「発酵食品」です。 なぜなら、発酵食品は、製造の過程で文字通り「発酵」させています。 発酵の主役こそ「乳酸菌」であり、腸内に入った乳酸菌は、善玉菌のエサになったり、 悪玉菌の繁殖を抑えるために働いたりしてくれます。
発酵食品といえば、まず思いつくのヨーグルトかと思います。 ヨーグルトは商品によって乳酸菌に違いがあるため、人それぞれ相性があります。 まずは半月から一か月程度に区切っていろいろ試してみて、 自分のおなかの状態にもっとも合った商品を探すといいでしょう。 他にも、納豆やみそ、しょうゆ、ぬか漬けやキムチなどの漬け物、 チーズなどがあります。 どれも積極的に食べるといいでしょう。
もうひとつ大切な食品は、便の調子を整える「食物繊維」です。 食物繊維は腸の動きを助け、排便をスムーズにすることで、 腸内環境を整えるための重要な働きをします。 食物繊維には、水に溶けやすい水溶性と、 溶けにくい不溶性があり、どちらも大切な役割があります。
水溶性食物繊維は、便の水分を増やし、 軟らかく、排出しやすくします。善玉菌のエサにもなります。 多く含まれている食材は、オクラ、里いも、なめこなどの「ネバネバ系」の食べ物や、そば、押し麦、にんじんなどです。
不溶性食物繊維は、水分を含んで膨らみ、便を大きくすることで腸の動きを 活発にしてくれます。豊富に含んでいる代表的な食材は、バナナ、ごぼう、さつまいも、豆類、玄米などです。
基本的には、両方をバランスよくとるのがいいでしょう。 ただし便秘がちの人が不溶性を食べすぎると、ガスが出すぎたり、 お腹が張ったりする場合もあります。その場合は、まず水溶性からとるようにしてみてください。
実は、日本人の長生きの秘密は腸内細菌にあります。 日本人は世界でもっとも長生きする国のひとつで、肥満が少ないことでも知られています。
早稲田大学の服部正平教授らの研究によると、日本と中国、アメリカ、ヨーロッパ各国など12の国で人間の腸内細菌のデータを比較したところ、同じ国の人の腸内環境はそれぞれ似ていること、そして日本人が持っている特徴があることもわかったといいます。
日本人の腸内環境の特徴
①ビフィズス菌やブラウチアなどが優勢で、古細菌が少ない
②炭水化物やアミノ酸代謝の機能が豊富な一方、細胞運動性や複製・修復機能が少ない
③ほかの国ではおもにメタン生成に消費される水素が、日本人ではおもに酢酸生成に消費される
④海苔やワカメを分解する酵素遺伝子を約90%の日本人が持っているのに対して、ほかの国では15%以下
これらの研究結果からわかるのは、国という集団で分けた場合、 腸内細菌には明らかな特徴があること、そして、おそらく日本人が長寿であることの理由を日本人に特有のデータから求めることで、より強化することができるのではないか、という点でしょう。 日本人が食べてきたさまざまな伝統食を見直し、現代を生きる私たちがそれらを積極的に取り入れていくことも、腸内細菌を豊かにし、長生きするための良い方法になりそうです。
4.50代から膝や股関節の問題が出てくる方が多いのですが、そういった方も腸内の動きが悪くなっている傾向にあります。 そういった方は当院にお任せ下さい。